カセットやVHSなどの磁気テープは、時間とともに劣化し、再生機器の多くはすでに生産が終了。ユネスコは『2025年までにデジタル化しなければ、再生できなくなるおそれがある』と警告しています。

そうした中、急増する相談に応えているのが、那覇市のナンセイ。長年、自治体の資料を中心にデジタル化を担ってきましたが、需要の高まりから去年、一般家庭の依頼も受け始めました。
ナンセイ・宮城嗣大さん
「結婚式だったり、お子さんの成長記録だったりっていうのが今、多い印象がありますね」

デジタル化で最初の壁となるのが、テープに付着する白いカビです。見た目は再生不能に見えるテープでも、丁寧にカビを除去をすれば、再生できる場合があります。
ナンセイ・新里泰史さん
「カビを取ることで画質も良くするっていう意図もあるんですが、でもカビを付着したままで再生機にかけると、再生機自体がダメージを受けることになる」

内容が不明なまま保管されているケースも多いそうで、スタッフの宮城さんが自身の実家で見つけたビデオを再生してみると…








