輝かしい経歴の職人が、なぜ沖縄で活動?
神奈川県横浜市出身の統滋さん。
皇室の宝飾品やミスインターナショナルの冠などを手掛けた父親のもとで宝飾技術を学び、米国留学などを経て1972年、日本ジュエリーデザイナー協会の大会でグランプリを獲得するなど輝かしいキャリアを築いてきました。
ミスインターナショナルの1位から5位まで、ごく一部の人に授与されるティアラも手がけました。
そんな統滋さんが、なぜ沖縄でスクールを始めたのか。きっかけは、「県外に行かなければ学べない」と嘆いた沖縄の若者との会話でした。
「とにかく沖縄の県民の所得、全国でもよくない。(移動も)船なり飛行機で、ある意味いろんなハンディがあるわけで」「父から受け継いだ技術を今度は僕が沖縄の子たちに残してあげようって」
60歳を機に沖縄に拠点を移し、2002年にスクールを設立。自身の技術を惜しみなく伝え続けてきました。
生徒:
「これ、唇(くちびる)です。くちびるに見えますかね?」
統滋さん:
「おもしろいね~」








