新たな人気の食材としてブロッコリーがジャガイモ以来、50年ぶりに「指定野菜」の仲間に加わります。大分県でも生産者や流通関係者、消費者に様々な期待が広がっています。
ブロッコリーの栽培歴が9年目の友松次宗さんは、大分県中津市内にある4か所の畑で年間、2万株を出荷しています。
(ブロッコリー農家・友松次宗さん)「小学生が農業体験で600本近く収穫したが、湯がいてマヨネーズをかけたりとかして、非常においしいと今まで嫌いだったけど、好きになったよという小学生がたくさんいた」

野菜の王様といわれる「ブロッコリー」は、ビタミン類やカルシウムなどが豊富なだけでなく、野菜としては珍しいタンパク質も含んでいます。
農林水産省は1月、ブロッコリーを2026年度から「指定野菜」に追加する方針を発表しました。「指定野菜」とは、消費量が多く、国民生活上の重要性が高い品目として位置づけるもので、これまでに、キャベツ・トマト・レタス・キュウリ・だいこん・たまねぎなど、14品目が指定されています。ブロッコリーが加わるのは1974年のジャガイモが追加されて以来、およそ半世紀ぶりのことです。「指定野菜」に追加されると、価格が大きく下落した際に、生産者が国から受け取れる補助金が手厚くなり、安定供給へつながります。

(買物客)「ブロッコリーは2日に1回ぐらい食べます。焼き肉をしたときに茹でて主食の横に添えます」「確かに体には良い。マヨネーズをかけて食べる」「ふわふわした部分がおいしいので好き」