「新しいおおいた旅割」の電子クーポンが大量に不正利用された問題で、新たに9か所の施設に不正の疑いがあることがわかりました。

この問題は、旅割を使った旅行者に配られる「おおいた満喫クーポン」をめぐり、6か所の宿泊施設で不正利用が発覚したもので、県が別府市内にある2か所の施設の関係者を詐欺などの疑いで刑事告発しています。

この他にも、事務局にクーポンを申請した数が宿泊の実績とかけ離れ、10万円以上の不正利用に関与した疑いのある施設が新たに9か所あることが県への取材でわかりました。

県は全体の金額が固まっていないため、「調査中」として公表していませんでした。このうち、8か所の施設はすでに差額分を返還しているということです。県は10月末のクーポン事業の終了を待って改めて詳細に調査し、不正が認められれば公表する方針です。