コーヒーの抽出技術を競う大会で日本一に輝いた大分市の男性にコーヒーへの思いと家庭でもできる美味しい 入れ方を教えてもらいました。

ハンドドリップでじっくりと抽出したコーヒー。芳醇な香ばしい香りが漂います。大分市花高松の店舗でコーヒー豆の挽き売りや、いれたてのコーヒーを提供する椎原渉さん(30)

(クリエートコーヒーラボ・椎原渉さん)「コーヒーの一番の魅力は香りですね。コーヒーの香りを嗅ぐとリラックスできるし、そこがコーヒーの魅力かなと思います」

椎原 渉さん

独自に焙煎をするなど、こだわった豆10種類が店頭に並びます。去年5月にオープンして1年。お客さん1人1人に丁寧に説明をする対面販売が人気でリピーターも増えています。

(お客)「このまえレモンの香りで」

(椎原さん)「ニカラグアですね」

(お客)「あれ美味しかったです」

(お客)「やっぱり、日本一の椎原君だから美味しいですよね。」

椎原さんは、今年3月、東京で開催されたコーヒーの抽出技術を競う大会で日本一に。全国から64人が出場した試合では毎回、異なる豆が提供されますが、椎原さんは焙煎で得た知識から挽き方を細かく調整し、ハンドドリップで入れたコーヒーが高い評価を得ました。

(椎原渉さん)「自信があったというわけではないですが、今までハンドドリップを毎日していたので、やっぱり嬉しかったです」

64人の頂点に立った椎原 渉さん (今年3月)

大学卒業後、別府市にあるコーヒー関連製品のメーカー「三洋産業」に3年間勤務した椎原さん。知識をさらに深めたいと2019年から国際協力機構JICAの海外協力隊員として、アフリカのルワンダでコーヒーの栽培支援に携わりました。

(椎原渉さん)「どういう気持ちでコーヒーを生産者さんが作っているのかというのを知れたのはすごくいい経験になったし、やっぱり手間がかかってますね」

知識を深め、日本一のバリスタとなった椎原さんに家庭で入れるときのポイントを聞きました。