4歳の息子が教えてくれた「覚悟」と「使命感」

竹山さんは交通事故撲滅を目指し、沓里ちゃんが通う予定だった小学校周辺の通学路で交通指導にあたり、その姿を多くの人が知っています。

竹山武志さん:
「交通事故に実際にあわないとその悲しみや苦しみは現実的には理解できないのだと思います。だからこそ私の姿をみて、少しでも安全運転を心がけてもらうことができれば、それ以上のものはありません」

竹山さんの言葉には4歳の息子が教えてくれた「覚悟」と「使命感」が宿っているようです。竹山家は沓里ちゃんも入れて6人の子宝に恵まれ、この春、高校に入学した次男の弦伸さんと中学生の三男、佳克さんも交通事故撲滅を全国で呼びかけています。

弦伸さんと佳克さん

「弟は、はね飛ばされてピクリとも動きませんでした」

次男・弦伸さん:
「弟は跳ね飛ばされて横たわっていました。弟はピクリとも動きませんでした。私は何が起きたのかも分からず、その場で座り続けていました。車がある限り交通事故はなくならないと思う。でも少しでも意識したら事故は減らすことができると思うので、毎日、交通安全を意識して運転してほしい」

三男・佳克さん:
「弟のことをよく知ってもらいたいし、段々と交通事故がゼロになるよう変化してほしい」