生きた証を記録した本を出版
竹山さんは沓里ちゃんが亡くなった1か月後、息子が生きた1500日間をつづった本を出しました。本には沓里ちゃんのことを胸に刻み、いつまでも忘れないために、多くの写真や家族の思いが書きおろされ、やさしさと愛情であふれています。
ー生きてるってすばらしい!! ぼくをわすれないで 沓里の千5百日ー から抜粋

ーどうしてこの子が事故で死ななければならなかったのか、なぜ4歳で死んでしまったのかあの時こうしておけばよかった、あそこでこう言っておけばよかった…ー

竹山武志さん:
「4年で人生を終えた彼のことを心臓が止まっても尚、生きようとした息子の姿を心に思い続ける『覚悟』を持ってしっかりと強く、そして笑って生きていきたいです」

母親の文さん:
「沓里はとてもかわいく、人見知りをせず誰にでもあいさつをよくする子どもで、兄弟の中でも一番愛嬌がありました。傷つき冷たくなった小さな亡骸を囲んで一晩中家族で泣きました。子どもをなくすということがこんなにも悲しくて、寂しくて、辛くて、苦しいことなのだと体験して初めて知りました。皆様には沓里のことを覚え続けて、事故で悲しい思いをされる方がいなくなることを祈り、この本が役立つことを祈っています」