コロナ禍で出会いの機会が減る中、大分県がAIによる婚活サポートをスタート。新たな出会いの形を取材しました。
「結婚」は縁と運とタイミング全部そろわないと…
大分市に住む佐々木大地さん夫妻。2021年7月に大分県の「出会いサポートセンター」で知り合い、去年1月に結婚しました。それまではコロナ禍もあって、出会いはあまりなかったといいます。

――コロナ禍で出会いの場が減っている?
妻・佐々木恵里さん:「本当に毎日仕事に行ったら家に帰るの繰り返しで」
夫・佐々木大地さん:「やっぱりなかなか見つからなくて出会う機会もなくて自分からやっぱり動かないと何もなかった」
一方、大分市の結婚相談所では、激減していた婚活イベントが徐々に回復しつつあるといいます。ただ、これまでに1400組を結び付けてきた「婚活先生」=酒井さんは結婚に対する意識の変化を感じています。
en.酒井佐穂代表:「女性の希望が少し高くなっているというのと、あまり希望でない人と我慢してまで結婚したくないっていう風に思うのが女性で、男性は昭和とあまり変わっていないかなという感じはする」
50歳時点で一度も結婚していない人の割合を示す生涯未婚率は1990年では3.62%でしたが、2020年には25.91%に。今や4人に1人が一度も結婚しない時代となっています。

――活動しないと結婚できない感じってありますか?
en.酒井佐穂代表:「ありますね。縁と運とタイミング全部そろわないと結婚できないですし、なんとなくではもうできない」
こうした中、大分県が設置した出会いサポートセンター「えんむす部」のニーズが高まっています。