公立中学校の部活動指導を外部に委ねる「地域移行」。背景には少子化と教職員の働き方改革があります。生徒数の減少が加速化しているほか、競技経験のない教師が指導せざるを得なかったり、休日も活動をしたりするなど教師にとって大きな業務負担になっているといいます。現在、モデル校や地域クラブによる環境づくりが行われている大分県内の現状を取材しました。
豊後大野市立朝地中学校バレーボール部の部員は1、2年生4人です。部活動は週5日間行っていて、そのうち3日程度は顧問の先生ではなく外部の指導者が教えています。

佐藤愛香莉キャプテン「顧問の先生とは楽しいゲームが多いんですけど外部の先生とは技術面でしっかりしたことが多いですどちらも楽しいです」
指導しているのは西照幸さん。長年、バレーボールの指導に携わってきた教員OBです。
西照幸さん「単独でのチームは組めないですけど大会の時には合同チームも認められていますので基本的な技術をしっかり教えてあげたいと思っています」

少子化による生徒数の減少や教職員の働き方改革を背景に国が進めている部活動の地域移行。これを受けて県教委は朝地と野津原の2校をモデル校に指定し調査研究を進めています。