中学校の女子ハンドボールで過去2度の全国制覇を成し遂げている大分市の原川中学校。今年はエース、キーパーともに身長170センチという選手2人のほか、双子の姉妹も擁するという個性的なチームに。目指すは全国の頂点です。

1、2年生7人が所属する大分市立原川中学校女子ハンドボール部。2017年には全国大会2冠を達成するなど輝かしい実績を誇ります。ことし1月に行われた県大会でも優勝し、8年連続となる春の全国大会出場を決めました。

(宮上芽生キャプテン)「ディフェンスもオフェンスも力強くてバランスのとれたチームです。いつも走っているので体力には自信があります」

1チーム7人で戦うハンドボール競技。部員7人の原川中チームは25分ハーフ計50分の試合を交代なしで走り続けるため、スタミナ強化のトレーニングが欠かせません。チームのプレースタイルは堅いディフェンスから素早く攻撃に転じる「堅守速攻」。ポイントゲッターは身長170センチのエース・長田絢音選手で、得意の力強いロングシュートはゴールの隅を正確に射貫きます。

(長田選手)「フェイントを強化するのとロングシュートをしっかり決められるようにして(チームを)日本一に導きたいと思います」

攻守の要となるのは宮上芽生キャプテンと双子の姉、優芽選手。息の合ったプレーでチームをけん引します。

(宮上芽生キャプテン)「(姉は)思ったことをすぐに言っていつも笑顔でチームを明るくしてくれます」
(宮上優芽選手)「(全国大会では)2人で速攻に走ったりして点をどんどん取っていき全部勝ちたいと思います」

ゴールを守るのは丹後佳凜選手。170センチの身長と優れたキーピングの技術でシュートを防ぎます。

(丹後佳凜選手)「難しいシュートとかもダイナミックに止めて失点を抑えて全国優勝、日本一を目指しています」

チームを率いるのは指導歴15年の甲斐万起子監督です。

(甲斐監督)「自分たちで考えてプレーができるような自主性を大事にできるチームにしたいなと思います。子どもたちと一緒に日本一を目指して頑張りたいと思います」

メンバー7人の連携とスタミナがチームの強さ。3月に行われる全国大会で日本一に挑みます。