大規模火災から復興の歩みを進めている大分市佐賀関地区で、伝統の「鯛つりおどり大会」が開かれ、被災した住民が、これまでの支援に対する感謝の思いを伝えました。

大分市佐賀関で12日に行われた「関の鯛つりおどり大会」は、今年で43回目となる伝統の祭りで、地区に古くから伝わる一本釣り漁の豊漁を願うものです。

去年11月の大規模火災発生以降初めてとなる今年の大会には、地元の企業や学校などから15団体・約400人が参加したほか、地区の内外から多くの見物客が集まりました。

(訪れた人)「私たちも小さいころに踊ったことがあるので、音楽を聴くと体が動きますね。一緒に踊りたいです」

会場では、江戸時代から漁師の間で歌い継がれてきたという「関の鯛釣り唄」が響き渡り、参加者は地域の復興を願いながら、穏やかな表情で踊りを披露しました。

(参加した人)「子どもと初めて出たので楽しく踊れています」「佐賀関を盛り上げようとして参加しました。佐賀関が一丸となって、すごく楽しいです」「復興してほしいという願いを込めて踊ることができたと思います」

また会場では、被災した住民が手作りのキーホルダーを来場者に配り、これまで寄せられた支援に対する感謝の気持ちを伝えました。

(被災した地区の住民)「こういう風にみんなが集まって、また来年も同じようににぎやかに開かれればいいかなと思います」「一致団結してここの地域を守っていきたいので、これからまた前に進んでいこうかなと思っています」

毎年変わることのない故郷の祭りは、佐賀関で暮らす人や地域を思う人たちの心を、温かく元気づけました。