大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件から半年が過ぎました。県警は13日の会見で依然として容疑者の足取りが、つかめていないことを明かにしました。
(県警交通部・渡辺豊士部長)「国民の皆様から寄せられた情報等をもとに捜査をしていますが、未だに被疑者の検挙には至っておりません」

ひき逃げの疑いで公開手配されている日出町の会社員八田與一容疑者(26)は去年6月、別府市野口原の県道で赤信号で停止していた原付バイクとオートバイに軽乗用車で追突し、大学生2人を死傷させ、そのまま逃走した疑いが持たれています。

県警は12月末までにのべ1万4960人の捜査員を投入。また、これまでに140件の情報が寄せられていますが、容疑者につながる有力な情報は得られていません。
県警によりますと、八田容疑者が電車やフェリーなどの公共交通機関や車、バイクを盗んで逃走した形跡はないということです。