大分県内で9日、新たに1330人の新型コロナウイルス感染を確認。懸念されていたインフルエンザとの同時流行の兆しもみられます。
年代別の陽性者数は、0歳が16人、1~4歳が53人、5~9歳が70人、10代が164人、20代が194人、30代が159人、40代が210人、50代が189人、60~64歳が64人、65~69歳が52人、70代が90人、80代が45人、90歳以上が24人です。
新たなクラスターは7件で、大分市や日田市などで高齢者施設を中心に発生。保健所への報告対象は285人で、そのうち8人が中等症と診断されています。
1日の感染者は5日連続で前の週の同じ曜日を上回って増加傾向となっています。また、9日時点の入院者数は418人、病床使用率は74.5%と高止まりの状況が続いています。
(安部記者)「きょうだけ開設された発熱外来には休日にもかかわらず検査待ちの車がずらりと列を作っています」
年末年始の感染急拡大を受けて、大分市医師会はアルメイダ病院に臨時の発熱外来を開設。検査はドライブスルー方式で行われ、事前予約制にも関わらず多くの人が車で訪れていました。
(大分市医師会・石和俊副会長)「インフルエンザが非常に増えてきたのが特徴的。コロナもまた増えるだろうし、その時にどう対応するか医師会全体で知恵を出し合わなければ」
医師会によりますと、9日だけで426人が受診。そのうち265人に新型コロナ、77人にインフルエンザの陽性が確認され、1人は同時感染だったということです。