新型コロナウイルスに大分県内で4日、新たに1474人の感染が発表されました。病床使用率は初めて70%を超え、医療機関への負荷が高まっています。

(県福祉保健部・藤内修二理事)「病床使用率は70%を本日超えて73.3%になっています」

年代別の陽性者数は、0歳が26人、1~4歳が51人、5~9歳が116人、10代が182人、20代が275人、30代が218人、40代が248人、50代が147人、60~64歳が59人、65~69歳が43人、70代が56人、80代が37人、90歳以上が16人です。

保健所への報告対象となる65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人などは348人でうち1人が重症、8人が中等症と診断されています。

新たなクラスターは3件で、宇佐市と豊後大野市、佐伯市の高齢者施設で発生しています。3日までの1週間で人口10万人あたりの新規感染者数は1日平均1124人にのぼり、全国で4番目に高くなっています。また、県内の病床使用率は73.3%まで上昇し初めて70%を超えました。要因について県は年末年始にかけて医療機関でクラスターが多発したことで、感染した入院患者がコロナ病床に移ったことなどを挙げ、今後は下がると分析しています。

(県福祉保健部・藤内修二理事)「(医療機関内で)年末に2日間で100人入院するような日があってそういう人たちが今週末退院する状況を考えると病床使用率はこのあと減少に転じるのではないかとみている」

一方で今後も新年会のシーズンを迎えることから県は感染者の増加傾向が続くとみていて、改めて基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。