自らの命をかえりみず、勇気ある行動
篠田さんは躊躇することなく川に飛び込み、頭から出血していた男性を抱え、河川敷まで引き上げた。
水位は腰くらいの高さがあったが、篠田さんは「まるで神様に押されたような感じで、急いで飛び降りて助けに行きました」と当時を振り返る。
救出後、レスキュー隊が到着するまで2人で男性を見守った。男性は60代で、頭部にけがを負ったものの意識はあり、命に別状はなかった。
大分中央警察署の萩尾伸司署長は22日、「自らの命をかえりみず、重い命を救った勇気ある行動」と称え、感謝状を手渡した。
感謝状を受け取り、篠田さんは「助けることができてよかった」と安堵の表情を浮かべた。一方の佐藤さんも「我々が処置をするということはできません。皆さんが集まって皆さんで協力してやったこと」と語り、周囲の協力に感謝した。



















