軽油引取税の脱税目的とした不正軽油の流通をなくすため、全国一斉で路上での抜き取り調査が実施されました。
16日、大分県内では、大分市、日田市、宇佐市の主要幹線道路3か所で調査が行われました。

このうち、大分市新貝の調査ポイントでは、県の職員や警察官など13人が通行するトラックなどを停車させ、燃料タンクから軽油を抜き取っていきました。
軽油には1リットルあたり32.1円の「軽油引取税」が課せられています。この税金を逃れるため、灯油や重油を混ぜた「不正軽油」が使われるケースが後を絶ちません。
16日の調査では、専用のスポイトで燃料200ミリリットルを採取し、成分を分析して不正がないかを確認しました。車両40台を調査した結果、不正軽油が疑われるトラックは見つかりませんでした。
県は今後も抜き取り調査を実施し、不正軽油の防止に務めるということです。