184日間の会期を終え13日閉幕した大阪・関西万博。大分の魅力を世界に発信するチャンスとなった一方で課題も見えてきました。
(桑田龍太郎副知事)「多くの方がブースにいらっしゃって効果的な情報発信になったのではないかと思っている」
大分県の観光戦略について情報を共有し、今後の発展につなげる推進会議が大分県庁で開かれ、13日閉幕した大阪・関西万博について県の取り組みが報告されました。

公式キャラクターのミャクミャクや大屋根リングが話題を呼んだ大阪・関西万博の来場者数は2500万人を超えて閉幕しました。
大分の観光や食をPRした9月の3日間の九州7県合同催事にはおよそ1万7000人が来場。大阪駅直結の商業施設に1か月間オープンしたアンテナショップには、およそ3万9000人が訪れました。一定のPR効果があったとする県の評価に対し、観光関係者からは厳しい意見も相次ぎました。
(観光関係者)「ふたを開けてみると確かに大阪の方は一極集中のように客が多かった。しかし、我々大分県は非常に少なかった」「我々の間で7月~9月はあんまり調子よくないねっていう理由って大阪万博に人を持っていかれているからだよねと本末転倒の話になっていたような気がする」
熱狂に包まれた大阪・関西万博。県もPRに力を注いだイベントを次にどうつなげていくのか?県にとっても今後の観光戦略の真価が問われます。