大分県内で22日、新たに869人の新型コロナ感染を確認。県はおよそ2か月ぶりに対策本部会議を開き、今後の対応について協議しました。広瀬知事は「明らかに感染が拡大しているという状況」と述べ、感染防止対策の徹底を呼びかけました。

年代別の陽性者数は、0歳が6人、1~4歳が28人、5~9歳が69人、10代が143人、20代が76人、30代が103人、40代が144人、50代が95人、60~64歳が43人、65~69歳が20人、70代が66人、80代が45人、90歳以上が31人です。

高齢者や基礎疾患のある人など保健所への届け出対象は246人で、そのうち4人が中等症です。新たなクラスターは3件、由布市と中津市の高齢者施設と宇佐市の医療機関で確認されています。また、新たに90歳以上の患者2人の死亡が発表され、新型コロナによる死者は402人となりました。新規感染者数は前の週の同じ曜日より300人以上増え、800人を超えたのはおよそ2か月ぶりです。


新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えて県は基本的な対策の徹底やワクチン接種の呼びかけ、高齢者施設への抗原検査キットの配布など従来と同様の対策を打ち出しています。

(広瀬知事)「効き目のある対策があれば一番いいが、とにかく地道に基本的な感染対策をお一人お一人にやってもらうということが一番大事ではないか」

また、県はインフルエンザとの同時流行に備えて、発熱外来を拡充し、1日およそ1万人の診療が可能な体制を整えるとしています。