警察官や検察官をかたる詐欺の手口で、大分市に住む30代女性が100万円をだまし取られたことがわかりました。

警察によりますと、今年6月26日大分市内に住む30代女性の携帯電話に、警視庁を名乗る男から連絡があり「資金洗浄事件を捜査中で、主犯格の家からあなた名義の銀行のカードを押収した。兵庫県警に出頭してください」指示され、LINEに誘導されました。

その後、女性は兵庫県警を名乗る男からLINEのビデオ通話で警察手帳のようなものを示され、「主犯格はあなたを知っていて共犯として扱われているので、あなたの資金調査をして、身の潔白を証明する必要がある」と要求されました。

さらに、検察官を名乗る男からも振込口座を指定され、2回にわたり100万円を振り込み、だまし取られました。

振り込んだあとで、更に現金を要求されたことに違和感を覚え、警察に相談して詐欺被害にあったことがわかりました。

警察は詐欺事件として捜査するとともに、警察官がメッセージアプリを使うことはありませんと注意を呼びかけています。