価格の高止まりが続く「コメ問題」。今回の参議院選挙でも主要な争点の一つとなっています。大分選挙区に立候補している各候補者は、この問題に対しどのような政策を訴えているのでしょうか。

大分選挙区に立候補しているのは届け出順に、
白坂亜紀氏(58)=自民・現
野中しんすけ氏(38)=参政・新
安倍正雄氏(46)=諸派・新
二宮大造氏(54)=諸派・新
吉田忠智氏(69)=立憲・元

白坂氏:
「日本の食料自給率を上げるということに取り組みたいと思っています。もちろん政治が悪い部分があるかもしれませんが、政治だけの問題ではないと思いますので、みんなで議論してどうやってコメや日本の農業を守っていくのか、日本の食を守っていくのかということを考える時期が来ていると思います」

吉田氏:
「私は買える価格と作り続けられる価格の両立を実現するために、戸別所得補償制度の法制化と流通構の改革に取り組みます。農家も消費者も共に支えます」

野中氏:
「消費者と農家を守るというふうに訴えさせていただきます。消費者に関しては古米や古古古米を安く買うのではなく、いま流通しているようなコメをしっかりと安く、また同時に農家の方にはしっかりと賃金、収入を確保できるような政策をしていきたい」

二宮氏:
「自民党は選挙のたびに農業を守ると言ってきたけど、まったくもって守っておらず、よくここまで国民をだましてきたなと思います。国内生産を増やすために農家の意見をしっかり聞き、農業の暮らしを守るということが農業を守る国民の食を守るということです」

安倍氏:
「お米の備蓄に関しても大事だと思いまして、昔ながらのモミ米の状態での備蓄。加藤清正公なんかがお城にモミのまま保存してしたというのがありますけど、そうすると長く持ちます。備蓄をどんどん増やして、増やしすぎたら海外に逆に輸出できたりもしますから、そういった点が大事だと思います」