参議院選挙大分選挙区にはこれまでに5人が出馬を表明し、戦いの構図が固まりました。

3年に一度、半数を改選する参議院選挙。前哨戦とされた東京都議選では自民党が「歴史的大敗」を喫する結果に。夏の政治決戦に影響が出るのか、各党が準備を本格化させています。

定数1の大分選挙区には、現職と新人のあわせて5人が出馬を予定しています。

2023年4月の補欠選挙で341票差の大接戦を制した自民党現職の白坂亜紀さん(58)と立憲民主党元職の吉田忠智さん(69)が今回、再び激突します。

(自民現・白坂亜紀氏)「引き続き大分のために仕事がしたいという強い気持ちで今回の選挙に臨みたい」

竹田市出身の白坂さん。東京・銀座で飲食店を経営するかたわら、地元特産品のPR活動にも取り組むなど異色の経歴で国政入りを果たしました。

選挙戦では「大分を元気に」をテーマに、現職としての経験をいかして一次産業の発展や医療福祉の充実といった地方創生のほか、女性活躍の推進などを訴えています。

(自民党県連・阿部英仁会長)「この選挙何が何でも勝たなければなりません。大分県の1議席を失うことは取りも直さず政権を失う」

自民党県連は5月、公明党県本部とともに白坂さんと比例代表の候補を相互推薦して結束を高めました。このほか、およそ130の企業・団体の推薦を後ろ盾に議席の死守を目指します。

(自民現・白坂亜紀氏)「2年間の集大成となるのがこの夏のたたかいです。必ずいい結果を出すという決意のもと全力で頑張ってまいります」