J2リーグ後半戦に入り、大分トリニータは上位進出に向けて、J1のファジアーノ岡山からFWグレイソンを完全移籍で獲得。そのブラジル人ストライカーが25日、チームに合流しました。得点力不足に悩むチームの起爆剤となるのか――注目が集まっています。
グレイソンは2024年、J2から昇格した岡山で開幕から7試合2ゴール、3アシストの活躍で月間MVPを獲得しました。しかし、5月に左ひざを大けがし、復帰した今年はJ1で3試合出場。けがは心配ないと自信をのぞかせます。

(グレイソン)「第一印象は最高でした。皆さんとても温かく迎えてくれて本当に感謝しています。ここで良いシーズンを過ごせると信じています」
強化部門トップの吉岡宗重スポーツダイレクターは期待を寄せています。
(吉岡宗重スポーツダイレクター)「日本のサッカーにも慣れていて、前線で起点になれる選手ですし、特にゴール前で違いが出せる選手だと思います。グレイソン選手が入ってくることで、どのような相乗効果があるのかというのを見定めたうえで、予算と相談しながら今後の補強方針を決めていきたいと思います」
トリニータはリーグ戦を折り返して10位。得点数は4番目に少なく、新加入のストライカーに注目が集まります。
(グレイソン)「強い決意、強い意志でハードワークし、勝利への強い意欲を見せます。サポーターの皆さんに勝利と喜びを届けられるよう常に全力を尽くします」
グレイソンは7月7日からの追加登録期間を経て、12日の第23節鳥栖戦から出場可能となります。