乳幼児を対象にした新型コロナワクチン接種が大分市で9日から開始。医療機関を訪れる親子の姿が見られました。
大分市の大分こども病院で9日は、2件の予約がありました。生後6か月から4歳までの子どもを対象にしたワクチン接種。発症予防効果は7割以上とされていますが、接種に不安を抱く保護者もいます。
(保護者)「不安がないわけではないがコロナに実際にかかって症状や後遺症の危険性を考えるとワクチンを打った方がより利益があるのではないか」
乳幼児対象のコロナワクチンは3回で初回接種となり、1回目と2回目に3週間、2回目と3回目に8週間あける必要があります。1回あたりのワクチン成分量は大人の10分の1。副反応は少ないとされています。オミクロン株の流行以降、子どもの死亡例や重症例が多く報告されていて、日本小児科学会は乳幼児向けのワクチン接種を推奨しています。
(久我院長)「熱性けいれんで来る患者が急増し、非常に私たちも負担が大きくなった。第8波で重症化するこどもを少なくしたいし、我々の小児医療を安定して提供したい」