ラグビーを基したタグラグビーの全国大会に、大分県佐伯市の小学生チームが初めて出場します。男女混合チームの合言葉は「十人十色」です。

佐伯市の渡町台小学校を中心に活動する「佐伯シャイニングスターズ」。14人のうち10人が6年生、和気あいあいとしながら基礎練習を積み上げ高いハンドリング技術が光るチームです。

「佐伯シャイニングスターズ」

(キャプテン・田川涼葉さん)「チームのみんなは仲が良くて意見を言い合えるチームです。トライをするためにチームのみんなで考えるところが楽しいです」

キャプテン・田川涼葉さん

チームは1月、九州・沖縄ブロック大会に大分第一代表として出場しベスト4に。九州代表に入り、創部15年で初となる全国大会出場を決めました。

タグラグビーは、タックルの代わりに腰につけたタグを取って相手の動きを止めます。後ろにパスを回すなど基本はラグビーと同じです。

ランとパスワークの連携がチームの持ち味

チームの特徴は積極的なランとパスワークの連携の高さ。試合中も選手自身で話し合い相手を攻略します。中でもディフェンスを切り開くのは岩崎琉依さん。果敢に攻め込むと得意のグースステップを大きく切り相手を置き去りにします。

(岩崎琉依さん)「自分の得意なプレーはステップとロングパスです。全国大会でもステップを使って抜きたいです」

岩崎琉依さん

さらに、キャプテンの田川さんが独特の間合いでディフェンスのずれを生み出すと、最後に決めるのは1年生からプレーしている亀山芽衣さん。広い視野で空いたスペースを一気に走り込みトライを奪います。

(亀山芽衣さん)「1年生からやってきてここまで来れると思ってなかったからうれしかった。大会では全力でやり切ることをしたいです」

亀山芽衣さん

プレーは真剣に、終われば笑顔があふれる絆がまぶしい佐伯シャイニングスターズ。6年生「十人十色」に光り輝くチームが全国の頂点を目指します。

チームは23日から埼玉県熊谷市で開催される全国大会に出場します。