顕微鏡で観察…花びらに泡

一方、妹の史帆さんは、大好きな顕微鏡観察でビオラを調べていた際、オキシドールに浸けた花びらから数多くの泡が出ていることに気づき、その正体を探る研究を始めました。

細かく切った花びらにオキシドールを注ぎ、線香を入れる実験を行った結果、泡の正体が酸素であることが判明。さらに花びらの茶色の線が、酸化から花を守る役割を持つこともわかりました。

史帆さん:
「遊んでいた時にビオラの茶色い線の上に一列に泡が並んでいたから不思議に思って実験することにしました。今まで知らなかったことが実験でわかることができるので楽しいです」

姉妹は科学を体験できる塾「うちらぼ」に通っています。母親の久美子さんも理科が大好きで、子どもと一緒にノートを取り、学び直しています。

久美子さん:
「小学校の頃に理科が楽しかったというのを思い出して、私も一緒に楽しんでました。子どもたちには興味があることを続けていってほしいと思っています」

姉妹は科学に夢中になりながら、それぞれの目標を描いています。

香帆さん:
「私は助産師になるのが夢で、いま日本は人口が減っている中、小さな命を守りたいです」

史帆さん:
「研究を続け、1回でもノーベル賞をとりたいです」

宮崎姉妹の挑戦はこれからも続きます。