大分県内の中学生と小学生の姉妹が、全国の科学研究コンクール『第19回筑波大学朝永振一郎記念「科学の芽」賞』で、それぞれ奨励賞と努力賞に選ばれました。姉妹の取り組みと理科好きになる秘訣を探りました。
「糖化」を研究、変化を数値化
受賞したのは、中学1年の宮崎香帆さんと、小学4年の妹・史帆さんです。
姉の香帆さんは、体内でタンパク質が糖分と結合して正常に働かなくなる「糖化」をテーマに研究を行いました。

研究では、タンパク質であるゼラチン液にブドウ糖や果糖を混ぜて反応を調査。その過程で糖の濃度や温度、時間などの条件を変えながら解析しました。また、糖化の進行による色の変化を0から100までに数値化した「色見表」を考案しました。
香帆さん:
「糖化は、がんや糖尿病アルツハイマー病などの生活習慣病に関わっていて、糖化から多くの人を助けたいと思ってこの実験をすることにしました。いろんな色を作らないといけないところが大変でした。色見表をもっと改善して、多くの人が糖化を知ることができるようにしていきたいです」