全国大会に向けて、14年ぶりに大分県予選を制したサッカー男子の大分鶴崎高校を取材しました。
11月の県予選決勝で大分に1ー0で勝ち、14年ぶり7回目の優勝を手にした大分鶴崎。今年行われた公式戦の県大会では、ベスト4の壁に阻まれていましたが、最後の県予選で一気に頂点へと駆け上がりました。
(志賀杏陸キャプテン)「ドームでプレーするのも夢だったし、県予選決勝のピッチも自分たちがずっと目標にしていた舞台だったので優勝してうれしかったです」

大分鶴崎の目指す形は攻守の両面で多くの選手がボールに絡むパスサッカー。攻撃陣のカギを握るのは、高いキープ力を武器とするワントップの岡部と、緩急をつけたドリブルで縦への推進力がある安東です。
(FW安東壮大)「自分の強みは縦突破であったり背後への抜け出しで、最後の詰めでゴールを決めることを意識しています。全国ではしっかりと点を決められるように頑張ります」

また、県予選では全5試合で無失点と堅い守りが光りました。ゴールキーパーの2年生・大倉は187センチの長身と、長い手足を活かしたシュートストップが持ち味です。
(GK大倉公亮)「どんなボールにもチャレンジしてこのキーパーは凄いなと思われるプレーをしたい。全員で守り切っていくようなサッカーをしたい」

大分鶴崎の初戦は、12月31日の2回戦で岐阜代表の帝京大可児と対戦。開会式では志賀キャプテンが選手宣誓の大役を務めます。
(志賀杏陸キャプテン)「選手宣誓はまだひと言も考えてないです。日ごろの色んな人への感謝の気持ちとこの大会にかける思いを言えればいいかなと思います。このチームとこの仲間で1日でも長くサッカーができるように頑張りたいです」
首都圏を舞台に行われる全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕。大分鶴崎はベスト16に進出した78回大会以来、26年ぶりの選手権1勝を目指します。