続いて、検察側の被告人質問が行われた。
検察:普段止まれなかったことが何回かある?
元少年:
「あります」

検察:止まれない経験をしたのに高速度を繰り返したのはなぜか?
元少年:
「自分が速度を出し始めたときに気持ちを制御できない。アクセルを踏み続けたのは心の中にあるワクワクした気持ちに勝てなかった」
検察:高速度でスリル?
元少年:
「スリルより楽しい気持ち」
検察:供述調書で当時、感覚で200キロで走っていたことをわかっていたのでは?
元少年:
「覚えていない」
検察:メーターをみた記憶は?
元少年:
「ない」
検察:どこまで走るつもりだった?
元少年:
「すぐ減速するつもりだった」
検察:相手に急ブレーキを踏ませるぐらいしか回避することができないとわかっていた?
元少年:
「はい」
検察:供述では『車のライトが見えた。曲がってきた』と言っていたが?
元少年:
「自分の記憶にない」