9日から始まる秋の全国火災予防運動を前に8日、大分市で防火パレードが行われ、園児たちが火の用心を呼び掛けました。
大分市消防局は毎年、全国火災予防運動に合わせて大分市中心部の商店街で防火パレードを行っています。8日は市内の保育園などの園児200人が参加し、「防火」と書かれたはっぴを着て、拍子木を打ち鳴らしたり、楽器を演奏したりしながらアーケードを練り歩いて火の用心を呼び掛けました。

大分市では、去年1年間131件の火災が発生し、前の年より6件増えています。
ところで、寒さが厳しくなるこれからの時期に注意が必要なのが暖房器具による火災です。NITE・製品評価技術基盤機構によりますと、過去5年間で暖房器具による事故は、全国で582件発生。大分市でもストーブによる火災が14件起きています。

(大分市消防局予防課・田口誠司参事)「朝晩冷え込みが厳しくなっております。これから暖房器具を使う際には、まず使い始める前にほこりなどを取っていただいて周りに燃えやすい物を置かないよう注意して使用していただきたい」
秋の全国火災予防運動は9日から11月15日まで実施され、大分市消防局では燃え広がりにくく加工した防炎品の普及促進を重点に呼び掛けます。