高品質な牛乳の生産を目指し国産の牧草などで乳牛の飼料を製造する新しい工場が大分県日田市に完成しました。
この新工場はグリーンコープと中津市の下郷農協や、耶馬渓酪農組合などで作る合同会社が手がけました。この工場では九州各地から集めた牧草などを加工して乳牛用の混合飼料を製造します。

円安を背景に経費が高騰する中高品質で手ごろな価格の牛乳の生産を目指していて、この施設の餌で1000頭規模の乳牛から年間で900ミリリットルびん700万本を出荷する計画です。
(グリーンコープTMRセンターセンター・長谷川慎吾さん)「輸入の牧草とか配合飼料とか高騰しているなかで、国産の飼料に切り替えてシェアをあげていこうと考えています」
新工場は10月から稼働し、1日およそ40トン年間およそ1万5000トンの飼料の製造を目指しています。