中学卒業後はプロの道へ

この日、学校から帰宅すると倉田さん宛ての配達物が届いていました。

倉田大珠さん:
「K-1王者のベルトです。目指している団体なので他のベルトよりも特別感がありますね」

倉田さんは、6人きょうだいの3番目に生まれ、両親の計8人で暮らしています。父の智晴さんと兄と姉、弟2人もキックボクシングを経験している格闘技一家です。

福岡のジムに通う週末以外はほぼ毎日、兄弟と一緒に練習。およそ5キロのランニングとダッシュを終えると、自宅の敷地に建てたプレハブでトレーニングに励みます。

(父・智晴さん)「すごく真剣ですね。本人がやりきったというところまでやって、続けてよかったと最後に言ってくれればもうそれでいいかなと思います」

中学卒業後は格闘技に専念してプロの道を目指す倉田さん。目標にしている選手は同じジムに所属し、K-1のトップ戦線で活躍する朝久兄弟です。2人のサインに囲まれた自宅の練習場で牙を磨きながら大きな目標を見据えています。

倉田大珠さん:
「16歳になったらすぐにプロデビューしてK-1で勝ち続けて世界チャンピオンになるのが目標です。福岡のジムにも連れてってくれたり、練習場所も用意してくれたりして、すごくありがたいなと思っています。K-1の世界チャンピオンになって家にベルトを持って帰ってきて見せたい」

家族に支えられながらプロ格闘家を志す中学生チャンピオン。世界一への過酷な挑戦にも覚悟は十分です。