「マナー行き渡ってない」地元住民が困惑
主要道路の渋滞のほか、街中の小道は車と人の距離がすれすれに。また、道の真ん中に立って写真撮影する姿が…道をふさぐため車が通れなくなっています。

(地元の人)「大変ですね。道が狭いから離合はしょうがないこの時期は」
渋滞を緩和するため、由布市は街中に設置したカメラでリアルタイムの混雑状況を配信。ほかにもゴールデンウィークの渋滞予測を出しています。
また、九州運輸局は観光客のマナーアップを啓発する動画をYouTubeで配信。訪れた人の意識を変えて住民と一緒に持続可能な観光地を目指しています。
由布院温泉観光協会 太田慎太郎会長:
「よりお客様が湯布院のことを好きになってもらって、湯布院のことを大事にしてもらえれば、お互いにお客様も、また住民の方も観光事業者もみんなが幸せになっていく道があるのではないかというふうに考えています」
ポイ捨てなどの迷惑行為について、写真を撮って記録する地域の人がいました。

(地元住民)「きょうは少ないが、山一杯になってカラスやネコが来る日もある。持って帰るマナーが行き渡ってないのかと思う。自分が満足すればいいだけじゃないから」
様々な問題に対して行政や観光協会が対策を進めていますが、観光客自身に責任感を持ってもらうことがまずは第一歩です。