きっかけは熊本地震…保護猫のテーマパーク開業へ
保護猫を主役にした全国でも珍しい宿泊施設「保護猫フォレスト」の建設が由布市で計画されています。開業に向けて準備が進められていて、森の中につくられた建物は、猫の耳をイメージしたデザインとなっています。
保護猫フォレスト 梅崎尚子さん:
「すべてが全部一からなので、思っている以上にすごく大変ではある」

施設を計画するのは、梅崎尚子さん夫妻です。猫をモチーフにしたジュエリーを作っていて、熊本の工房兼店舗では保護猫を飼育し、希望者に譲渡する活動を続けています。新たな施設では保護猫と一緒に泊まったり、ふれあったりでき、気に入った猫は引き取ることも可能です。
また、エントランス棟にはレストランと猫カフェを併設。杉の木をふんだんに使った宿泊棟には保護猫が生活するスペースが設けられます。
保護猫フォレスト 梅崎尚子さん:
「譲渡対象の保護猫が暮らす部屋になっていて、ここで猫と一緒に寝てもらったり、遊んだりできる」
梅崎さんが保護猫に目を向けるきっかけとなったのは8年前の熊本地震。行き場を失った多くの猫を目の当たりにしました。

梅崎尚子さん:
「保護猫カフェにあふれている猫たちが生きていくのも大変だし、それを助けようとしている人たちも必死だし、私たちもいつかこういう活動をしたいと考えていた」
「保護猫フォレスト」はゴールデンウィーク期間中の開業を目指しています。