子育て世代や保護者が働きやすい職場環境を作ろうと、大分市の医療法人が4月から学童保育を開設しました。
午前8時前、保護者に連れられて児童が次々と施設に訪れます。三愛メディカルセンターなどを運営する「三愛会」は学童保育「アイ・ステップ」を4月1日から開設しました。対象は職員の子どもたちです。
(保護者)「朝は時間帯的に夕方も融通が利くので、助かっている」「学童で友達と遊べて宿題もできるので助かっている」
働く保護者の負担を減らすために開設された学童保育。児童の食事の提供をはじめ、午後7時まで受け入れるため、忙しい医療現場でも働きやすい職場環境につながっています。
(児童)「家よりここに来る方が楽しい。友達がたくさんいるから」「遊んだり勉強も結構進むし、楽しい」
また、施設には専任以外のスタッフもいます。このスタッフは普段、別の業務をしていますが、希望をすれば自分の時間を使い仕事として子どもたちの見守りができます。
(スタッフ)「普段は事務とソーシャルワーカーをしていますが、職員の力になることが、子どもたちの力になるので、少しでも仲間の力になりたい」
(社会医療法人三愛会 広報担当・秦圭治さん)「きっちり毎日定時通りにはいかないので、そういったところを融通できる施設にできればと思った。安心安全の医療と、介護を提供できることを最終的にはかなえられているので、良い施設になった」
三愛会は来年以降、職員以外の児童も受け入れられるよう体制を整えていきたいとしています。