8日から2日間、長崎市で岸田総理大臣も出席を予定している外務省主催イベント「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議が開かれます。
国際賢人会議は核兵器国と非核兵器国双方から安全保障の研究者や実務者を集め「核兵器のない世界」実現に向けた具体的な道筋を議論する外務省主催の会議です。

去年、岸田総理大臣が立ち上げを表明。広島と東京に続く3回目の会合が今月8日から2日間長崎市で開かれます。

日本のほか核兵器国であるアメリカ、フランス、ロシアなどの専門家15人が委員をつとめており、開会を前に原爆資料館を視察して被爆者の証言を聞くほか、核軍縮に取り組む若者の団体との意見交換も予定されています。
外務省によりますと、岸田総理は2日目のセッション参加に向け調整が行われているということです。

会議は2026年に予定されているNPT(核拡散防止条約)に向け成果文書をまとめることになっており、核兵器の脅威を背景にロシアやイスラエルが戦闘を続け『核抑止力への依存』が広がりを見せる中、被爆地 長崎でどのような議論が行われるか注目されます。