長崎県警からの要請を受けて、行方不明者の捜索や事件の捜査にあたる「嘱託警察犬」の審査会が22日、長崎市で行われました。

審査会にはシェパードやゴールデンレトリバーなど13頭が出場しました。
嘱託警察犬は普段、一般家庭で飼われていますが、長崎県警から要請があった際は行方不明者の捜索や事件の捜査に協力します。

22日は、においを辿って遺留品をさがす「足跡追及」の審査が行われ、積極性や確実性が試されました。

参加した指導手は「少しでも皆さんの役に立てれば良いかな」と話していました。
長崎県警には、現在8頭の嘱託警察犬が登録されていて、ことしは61件出動。このうち9割が高齢者など、行方不明者の捜索だったということです。

長崎県警 刑事部鑑識課 吉村徹課長は
「人間にない臭覚を持っていますから、人間では限界がある部分もありますので尽力していただければ」と話していました。
合格した犬は2年間任務にあたります。