脱税や環境汚染などの問題を引き起こす不正軽油を一掃しようと、長崎県は高速道路で一斉 抜取調査を実施しました。
調査は11月14日の午前11時から午後1時にかけて、長崎自動車道大村湾パーキング上り線で行われ、トラックなどのディーゼル車20台から燃料を採取しました。
その結果、不正軽油は検出されなかったということです。
軽油が用いられるディーゼル車は、エンジン損傷の原因となるおそれがあるものの、価格が安い重油や灯油を混ぜた燃料でも走行することができます。
このため、軽油に課せられる軽油引取税を免れようと 『不正軽油』を使用するケースがあり、県は年に数回程度、抜き取り調査を実施。
去年は灯油で走行している車両を1台発見したということです。
不正軽油の使用が発覚した場合は 追徴課税されることになっていて、県は不正軽油を発見した場合は製造・販売先などを突き止める追跡調査を行い、脱税行為や環境汚染にもつながる不正軽油の撲滅を目指すとしています。