他人に譲渡する目的で暗号資産の口座を開設したとして宮崎県に住む会社員の男性(46)が詐欺などの容疑で1日、書類送検されました。
書類送検されたのは宮崎県延岡市に住む会社員の男性(46)です。

警察によりますと、去年9月、男性は仕事で滞在していた宮城県内で、他人に譲渡する目的で『暗号資産の口座』を開設したうえ、第三者に譲り渡した疑いが持たれています。
警察が全国的に不正送金事件を捜査していたなかで男性の口座の関与が発覚。
「男性に話を聞くなどした結果、犯行が明らかになった」として、男性を『詐欺』と 犯罪で得た資金を自由に使えるようにする“マネーロンダリング対策”として制定された『犯罪による収益の移転防止に関する法律違反』の疑いで1日、書類送検しました。
警察によりますと、男性は他人への譲渡を目的とした口座開設の闇バイトをSNSで見つけて応募し、犯行に及んでいて、取調べに対し「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているということです。
この事件は、犯行時の男性の住所が長崎市にあり、開設した口座の住所が長崎だったことから長崎県警が捜査していました。