路線バスの空白地域となっている、長崎市鳴滝地区で行われた乗合タクシーの実証実験の結果が、31日長崎市に報告されました。

「鳴滝あいのりタクシー」の実証実験は、路線バスの運行がない長崎市鳴滝―新大工間で今年1月から3か月間行われました。

上下線合わせて8便の定時予約制で、料金は片道400円で、実証実験の結果平均利用者数は、1日あたり1.9人で、料金が100円引きとなるクーポン配布時は、3.8人に増加したことが確認されました。
アンケートでは、「料金が高い」「登録や予約が面倒」という回答が多かったということです。

伊藤忠テクノソリューションズ スマートタウンチーム 三塚明チーム長:
「デマンド(需要)と利用者の価格への反応性、どういった予約の方法がいいのかというこの3点が分かったのかなと思います。同じような地区でのニーズはあるのかなという風に思います。」
企業側は今後、長崎市内で自動運転を用いた実証実験を行いたいとしています。