長崎県五島市の富江漁港ではボラ漁が始まり、日本三大珍味の一つとして知られるからすみ作りが行われています。

からすみの原料となるのは、ボラの卵巣です。

富江漁港はボラの産卵場所にあたり、この時期、産卵直前のメスが回遊してきます。

馬場さん一家は、ボラ漁から からすみ製造までを行っていて、10月10日のボラ漁解禁後、19日が初めての水揚げとなりました。メスのボラは50匹ほど網にかかり、その腹を丁寧に割って卵巣などを取り出します。

カメラマン:「どんくらいかな? 大きさ」
馬場 哲也 さん:「大きさ? これ600(グラム)ぐらいやろね、これで」


丹念に水洗いしたら、塩をまぶして漬け込みます。2週間から一か月漬け込み、塩抜きした後、10日ほど天日干しすると飴色のからすみができあがります。からすみは、地元の海産物店に卸されるということです。