長崎の資産家 永見徳太郎が大正から昭和にかけて集めた美術品などを紹介する展示会が14日から開かれるのを前に、13日、関係者向けの内覧会が行われました。

長崎県美術館で14日から始まる企画展。

かつて『銅座の殿様』と呼ばれた資産家・永見徳太郎が大正から昭和にかけて収集した絵画や工芸品など、およそ180点が展示されます。


永見は実業家として活動する一方、文化人としても全国的に知られ、竹久夢二や芥川龍之介など、当時の芸術家や文学者が長崎の永見邸を訪れていました。

長崎県美術館学芸員 松久保修平さん:
「100年ほど前にはこうした品々が銅座の永見邸にあり、それを芸術家たちと一緒に楽しんでいたということに思いを馳せていただくと、今回、まさに彼の作品が里帰りをする形を果たせたのではないかなという風に考えています」

企画展『浪漫の光芒 永見徳太郎と長崎の近代』は、2024年1月8日まで長崎県美術館で開かれます。