長崎県教育委員会は、子どもたちの意見を把握し、教育施策の企画・立案に繋げようと、9月、県内の小学5年生以上にアンケート調査を行い、10,026人が回答しました。
「理想の先生はどんな先生ですか?」という質問に対しては──
小・中・高校生ともに「授業の教え方が分かりやすい」が最も多く、およそ70%となりました。
次いで「ユーモアがある、面白い」「どの子どもにも公平に接する」となっています。
また自由記述欄には──
「誰にでも平等に接してくれて、相談にも乗ってくれる先生」
「生徒の意見に耳を傾けてくれて、否定的ではなく肯定的に考えてくれる先生」などの意見があげられました。
中・高生を対象にした「高校を選ぶ時に重視したいこと、今の高校を選んだ理由は?」という質問に対しては──
中学生は「自分の学力にあっている」が56%で最も多く、
高校生は「自分の学力にあっている」と「自宅に近い、通いやすい」がほぼ同じ割合で最も多くなりました。
「わからないこと、調べたいことがある時に調べる方法は?」という質問に対しては──
小・中・高校生ともに「自分のスマートフォンやパソコン・タブレット」が最も多く、年齢があがるにつれて、その割合も高くなっています。
また「理想の学校や教育への提案」については──
「授業のことでなくても、わからないこと、知りたいことがあったら学校のタブレットで調べる事ができるようにしてほしい」
「休み時間や放課後であれば スマートフォンを使用してもいいようにしてほしい」といった意見がありました。
最後に、「相談や悩み事」に関しては──
「スクールカウンセラーに相談する際、担任の先生などに報告してからなど 手続きが多すぎるので、もっと気軽に相談したい」
「保健室登校や不登校の人でも配信などで学べる場があれば 不安も減らせるのでは」という意見がありました。