長崎県五島市の奈留島では、5色の糸で編んだ漁網を空に掲げ、網の目を通して島の風景を見つめ直すアート「そらあみ」が展示されています。

「そらあみ」は、奈留島の海の緑や、教会の白など、5色に染めた漁網をつなぎ合わせた作品です。

アーティストの五十嵐 靖晃さんが、島民らと共に制作していて、4回目となった2023年は、奈留島に加え、上五島、福江島でも、合わせておよそ200人が漁網を編み上げました。

この日は、2022年、2021年の作品とつなぎ合わせた縦5m・横45mの巨大な「そらあみ」を掲げました。「そらあみ」ごしに景色を眺め、島の魅力を見つめ直します。

福岡から初参加:「きらきらして見えます。初めて見たんですけど、すごく感動しました」

アーティスト・五十 嵐靖晃さん:「上五島と福江島と、島を渡ってそらあみが繋がっていって、人とか島と島の繋がりも、またもう一度再確認する機会になったなと」

「そらあみ」は、10月20日まで、江上天主堂前に展示されています。