現職議員の死去に伴う衆議院長崎4区の補欠選挙が10日、告示されました。
岸田総理の今後の解散戦略にも影響を及ぼすとされ、与野党の候補者による一騎打ちの選挙戦となっています。

衆議院長崎4区の補欠選挙に立候補したのは、
届け出順に
立憲民主党 前職の 末次精一候補(60)と、
自民党 新人の 金子容三候補(40)の2人です。

衆議院議員を辞職して選挙戦に臨む末次候補は「自民党政治を利権政治と批判し、庶民感覚をもった政治家が政治を行う必要がある」と支持を呼びかけました。

立憲民主党 前職 末次精一 候補:
頑張った人が報われる社会か、利権の政治か、それとも生活者の政治か、それを決める選挙であると思っております。
応援に駆け付けた立憲民主党の泉健太代表は、岸田内閣の経済政策を批判し、必勝を誓いました。

立憲民主党 泉健太 代表:
ぜひともこの戦いに勝ち抜いて、今の一強政治を変える、そんな戦いにしていきたいと思います。皆さん一緒に頑張りましょう。

金子原二郎 元農水大臣の長男である金子候補は「人口減少や物価高騰などの解決のため、県北の声を国政に届けたい」と与党候補である自らへの支持を訴えました。

自民党 新人 金子容三 候補:
地方の活力なくして、国の活力はないわけですから、もっともっと地方の声を、長崎の声を国に届けなければいけない。
自民党の茂木敏充幹事長も応援に入り、岸田政権の政策を推し進めるためとして与党への支援を訴えました。

自民党 茂木敏充 幹事長:
安全保障の問題、少子化の問題、そして経済を立て直す政策の実行力があるのはこの自民・公明の連立政権しかない。

岸田政権の解散戦略にも影響を及ぼすとみられている今回の選挙。
今月22日に投開票されます。