4年ぶりに奉納踊が行われた長崎くんちは9日、後日(あとび)をむかえ、夜は『庭先回り』を終えた踊町が最後の演技を披露しました。


くんち3日間の締めくくりとなる後日(あとび)。
庭先回りは夜遅くまで続きました。

長崎市内のアーケードに華やかな御朱印船が登場し、観衆は釘付けです。
迫力ある船回しに「ヨイヤー」の声が掛かりました。


今年の演し物を目に焼き付けようと、踊町の行く先には多くの観衆が詰めかけました。

本石灰町 根曳 松尾昭さん
「みなさん多くの方が見に来て下さっていて、本当に感謝するばかりです」



全ての庭先回りを終えて町に帰ってきた鯨。
「よっしりよいさ」の声にのせて勢いよく鯨が回ると、観衆の歓声は最高潮に。
根曳衆は最後の力を振り絞って観衆の期待に応えました。

観客の歓声「もってこーい、もってこい」

秋の長崎を沸かせた『鯨捕りの物語』
10年ぶりの演技を万感の思いで締めくくりました。

総監督 池上淳一さん:
「いい奉納が多分できたと思ってますので、それがもう全てですね」


町に掛け声とシャギリの音が鳴り響いた3日間。
今年の長崎くんちが幕を下ろしました。