被爆未指定地域で原爆にあった「被爆体験者」が、地区の子供たちに自分達の記憶を伝えようと、体験を語る会を開きました。
会が開かれたのは長崎市かき道の公民館。原爆投下時、たくさんの灰や塵が降り注いだ地域です。
原爆による放射性微粒子を体内に取り込み、内部被ばくしたと訴えている「被爆体験者」が、78年前の記憶とその後の健康被害、さらに被爆者と認められない差別を子供たちに知ってもらいたいと企画した小さな会です。
被爆体験者(旧戸石村で被爆)山下マサヨさん(82)
「ピカっとしたかと思ったらドン!ってひどい音がして。雨が降ってくるし白い灰がいっぱいびわの葉に積もって。(被爆者と認められず)悔しいです」
近くの商業施設では、当時の体験を描いた被爆体験者たちの絵およそ100点も9月30日まで展示されていて、内部被ばくの実態を訴える地道な活動が続けられています。