長崎市諏訪神社のセクハラやパワハラなどをめぐる3つの裁判で、22日和解が成立しました。

永田 雅英 弁護士:
「諏訪神社を巡る3つの事件が、全て和解により解決したので、ご報告させていただきます」

諏訪神社を巡っては──
・女性職員が前の宮司からセクハラ行為を受けたとして訴えを起こしていた裁判
・この訴えが名誉棄損に当たるとして前宮司が起こしていた裁判
・諏訪神社の権禰宜だった7人が、上司に当たる禰宜2人からパワハラ行為を受けていたとして損害賠償を求めていた裁判
──の合わせて3つが法廷で争われていました。

22日、前宮司と権禰宜7人の代理人弁護士が開いた会見では、
・セクハラ訴訟は原告の女性職員が、
・名誉棄損の訴訟は原告の前宮司側が、
それぞれ訴えを取り下げたことが明らかにされました。

また、パワハラ訴訟については、被告の禰宜2人が言動の一部に不適切な点があったことを認め、原告の権禰宜7人に解決金を支払うことで和解が成立したということです。

4年ぶりに復活する長崎くんちの奉納踊を前に、これで諏訪神社を巡る全ての裁判が終了しました。