被爆80年に向け議論が進む原爆資料館の展示リニューアルについて、長崎県被爆二世の会が、放射線のリスクに関し、より踏み込んだ展示などを求め、長崎市に提言しました。

長崎県被爆二世の会は、他の20の市民団体と共に、原爆投下に至るまでの日本の加害の歴史も展示に盛り込むべきとの声を上げています。

今回の提言では、さらに「可能性が否定できない」とされる放射線の遺伝的影響などに関し、より踏み込んだ展示内容とし、核兵器の被害が長期に渡ることを伝える原爆資料館としての役目を果たすべきとの提言を行いました。

放射線や原爆に至る歴史の展示の在り方に関しては、現在、専門家による小委員会で議論が進められており、10月にも基本方針が取りまとめられることになっています。