長崎市寺町にある曹洞宗の寺・晧臺寺の本堂が建て替えられ、9日、落慶式が執り行われました。

およそ400年の歴史がある長崎市の晧臺寺。

その本堂が、360年ぶりに建て替えられました。

9日の落慶式には、全国の曹洞宗の寺の関係者や檀家ら、あわせておよそ600人が参列しました。

長崎に原爆が投下された際、爆風で屋根が傾いたものの、当時の状態のまま残され、大切にされてきた旧本堂。

しかし、近年、腐食が進むなど老朽化が懸念されるようになり、今回、400周年記念事業として、2年かけて建て替えられました。

晧臺寺によりますと、新しい本堂の耐久年数は200年ほどで、信仰する人々の想いとともに新たな歴史が刻まれます。