長崎地方最低賃金審議会は、長崎県内の最低賃金について現行の時給から45円引き上げ 時給898円とするよう長崎労働局長に答申しました。
過去最大の上げ幅です。

長崎地方最低賃金審議会 深浦 厚之 会長:
「最低賃金を45円引き上げて898円とするよう答申をいたします」

最低賃金審議会は 学識経験者と労使の代表からなる会で、最低賃金の引き上げ額について 福岡県を除く九州各県に示された『39円』を軸に審議を重ねてきました。

審議会は 17日の会合で「物価上昇などを考慮し、目安額を6円上回る『45円』の上げ幅とし898円とする」よう長崎労働局長に答申。同時に賃上げ企業への支援強化も要望しました。

45円の上げ幅は過去最大です。

長崎労働局 小城 英樹 局長:
「中小規模事業者の賃金引き上げに関する支援策の周知と活用促進につきましても全力を挙げて取り組む所存でございます」

答申について来月1日までに異議の申し出がなければ、県内の最低賃金は898円で決定し、10月13日から適用されることになります。